2020/06/20 19:29

6月は梅雨。陽の光を浴びないと植物と同じく人間も憂鬱です。

でもこの時期の雨は草花にとって、恵の雨であり、すくすくと成長して紫陽花も色鮮やかに満開。

今日は雨も一休み、爽やかな天気でした。
午後には久しぶりに友達がお店に遊びにきてくれて、楽しい時間もあっという間な1日でした。

お店を閉めて店内でゆっくりとブログを書くことにします。旅のはじまりの続きを。

1番最初に訪れた国はNY。NY行きは、ある日突然やってきました。

当時音楽活動をしていた私は( 現在も進行中ではありますが)都内某所のとあるオーディション会場にいました。そこで1人の女性に出逢いました。

茶色のロングヘアーに可愛いハスキーボイス、ジャニスジョプリンのような個性的なファッション、日本を代表するドラマー村上ポンタさんと、六本木ピットインなどステージで共演する笑顔が素敵なJAZZシンガーの彼女に。

同じ歌い手同士、音楽や趣味の話で盛り上がる中、私が、本場のJAZZを聴きにNYに行くため準備していることを話すと、

彼女「ねえ、一緒にいっちゃおうよ!!」
私「いいね!じゃあ来月一緒に行っちゃおうか!」

それは突発的でもありましたが、資金や情報は事前に準備していたので、待ち望んでいた日がついにやってきた!そんな気分でした。

直感的に行動する性格はどことなくお互い似ていて、良いフィーリングとタイミングだったのかもしれません。

そこから数ヶ月して、出逢って3回目には、一緒に飛行機に乗りNYヘと飛び立ったのです。

当時の飛行機のチケットは、燃油サーチャージもなく「¥28,000」今の金額からしたら破格ですよね(笑)

ツアーでなく空港とホテルの送迎サービスのみ、それ以外はフリー。何処へ行くにも便利なマンハッタンのミッドタウン中心部に宿をとりました。

1番最初にNYに着いて感動したことは「空の色」。セルリアンブルーのなんとも言えない綺麗な青。日本とは違う空の色でした。

街を歩けば、至る所で音楽が流れ、歌う人、楽器を演奏するする人、ダンスを踊る人、絵を描く人、様々な人種が集まり、まさに芸術の街「Big Apple」

想像していた以上にエネルギッシュで、刺激的、驚きの連続でした。

この旅で、印象的な出来事が2つあります。

1つ目は、自分が急にホームシックになってしまったこと。当時携帯電話も普及していなかったので、ホテルの公衆電話から実家に電話をしようと、夜中にコインを握りしめ試みたのですが、最初のアナウンスで訳が分からず、何度も失敗してしまい、やっとつながった時には、コインが残り少なく、一言三言の会話で終わるという結果に。

電話を切った後に余計に寂しくなり、「空はつながっているから寂しくない」と自分に言い聞かせました。

NYで見たセルリアンブルーのような色の空を見ると、必死に電話をかけようとしていた当時の自分を思い出します。

2つ目は、一緒に旅をすることになった彼女のこと。
NYのハーレムにアポロ・シアターというクラブがあります。1860年代頃にダンスホールとして設立され、1913年にアポロ・シアターとして運営。

このアポロ・シアターで、1934年頃より始まった「アマチュアナイト」というイベントがあるのですが、これがまた面白い。

毎週水曜日にアマチュアの歌手やダンサーが出演し、審査員は観客。良ければ盛大な拍手、良くなければ容赦なくブーイング。そんなジャッジの仕方は、まさにリアルエンターテイメントです。

ジャクソン5やスティービーワンダーなども出演し、プロの登龍門として数々のアーティストのきっかけにもなった場所です。

90年代当時は、まだ今のように日本では知られておらず、日本人の出演者も少なかったでのすが、NYに来たらどうしても実現したい彼女の目標でもあったようで、そのアマチュアナイトで彼女が歌うことになったのです。

その日の出演者が決まっていたのですが、お願いして特別枠として出演できることになり。
私は観客席から彼女の歌う姿を見ていました。

選んだ曲は、
Aretha Franklin のYou Make Me Feel Like A Natural Woman.
結果は大盛況でした。もちろんわたしも大きな拍手をおくりました。

出逢ってから数カ月、何かの縁があって一緒にNYにきて、共有し、体験し、言葉も人種も違う場所で、音楽の力って素晴らしいなと改めて感じた瞬間でした。

初めての旅は、ラジオからはじまり突然の出逢いからNYへ。偶然のようで必然的で、冒険の連続。

見たことのないものに触れることのできる旅から得たものは、今でも人生の財産だと思っています。

そして私は、また定額貯金を始めるのです。

旅のお話はまだまだたくさん。つづく(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。